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合格体験記

東京大学文科3類 ボノ浪(仮名)

東京大学に受かる方法を教えます。他人をアテにするなというそれだけの話です。




氏名

ボノ浪(仮名)


合格校

東京大学文科3類


〇はじめに

東京大学に受かる方法を教えます。自分の高校の偏差値は45もありません。高校受験時代に勉強をした記憶がありません。高校入試本番は名前と記号問題を適当に書いただけで合格しました。それどころか大学進学を目指したのも高校3年生になってからですし、一人暮らしでアルバイトをしながら勉強をしていました。みなさんがイメージするような東大に合格するような環境ではなかったです。



自分は別に苦労話をするためにこんな文章を書いているわけではありません。伝えたいことは他人をアテにするなというそれだけの話です。まだ理解できませんか?自分のような中学レベルの勉強すらよくわかっていない人間が、名だたる進学校から順当に東大に合格した人間と同じ勉強方法や同じ参考書で合格できるわけがないのです。夢を見ないでください。これを読んでいる人はきっとあまり賢くない学校やあまり成績が良くない子でしょう。そんな人が小学生時代から勉強している人のことを信じて勉強しても何も意味がないです。目先のキラキラした幻想に騙されないでください。


僕の好きな人はお説教してくる人が嫌いらしいのでお説教するのはここまでにします。

ここから東大合格する方法を概論、科目別勉強法、使用教材をまとめます。使用教材は高校レベルになった(高3の6月地点)からのものだけです。


〇概論

東京大学は作戦次第で誰でも合格する。これ100回唱えてください。自慢ではないですが自分は模試を受けたことありません。学校で教わらなかったので。なので判定とかはわからないですが受けていたらきっと1番下の判定だったでしょう。でも諦めてはいませんでした。


いつの日か人間は夢を追うことが目的になってしまいがちです。しかし、夢とは叶えるものです。夢を追うことが目的になった瞬間、夢は叶わなくなります。自分なら叶えられると本気で信じていました。


・現代文

駿台文庫の漢字のやつを使っていました。あとは使っていないです。ごめんなさい。純粋に読んでいただけでした。というのも、対策しきれなかったのもありますが東大が型をしらないと解けないようなへんてこりんな問題を作ってくるとは思わなかったからです。噂では、東進と駿台がいいらしいですね。受けたことないので知らないですけど出題者からの問いに答える意識だけは忘れないでください。


・古文

文法と単語を気合で覚えました。文法はただよびの吉野先生の授業を受けて、単語は新古文単語336(梅澤聖京著)を使いました。古文文法とかを参考書で覚える人が多いと思いますが、基本的にはやめたほうがいいと思います。偏差値50くらいの人は基本的に参考書に書いてある文章を理解して自分に活かすことができないので、映像授業とかがいいと思います。ある程度かたまったら鉄緑会の東大過去問集をやりましょう。値段で妥協しないでください。絶対に鉄緑会東大過去問集がいいです。


・漢文

絶版の脳TEC漢文というのを使っていました。これを選んだ理由はブックオフで110円で売っていたからです。ただこの参考書のおかげで漢文にSVOCがふれるようになりました。見える世界変わります。過去問は古文と同じく。


・数学

まずは、超わかる高校数学というYouTubeチャンネルをみて基本的なことを抑えたら、松田の数学Type100で基本定石の復習をした後に最高の演習という参考書をやりました。この2冊の参考書は連携しているのでやりやすかったです。過去問は鉄緑会のものです。本番は4完できましたが、僕が東大合格した理由は数学をやりすぎなかったことです。突き詰めたらキリがないし、難問が出たらどうせ解けなくてしんどいです。その時間は他科目にあてました。全称記号とか頭悪いのにやっている人は特に注意です。常に解法は自然な発想に留意していました。突飛な解き方は鮮やかで憧れますが、本番ではその解き方はできないと思います。真似するのは諦めてください。


・英語

大問別対策をしました。ですので東大英語以外、僕は手も足も出ないです。共通テストも全然だめでした。まず大問別対策の前に参考書選びのコツを話します。英語講師はおもに三方向に分かれています。論理・知識型、情報構造型、感覚型とでもそれぞれ名付けましょうか…自分に合うタイプの先生を選ぶことが東大英語のコツなのかなと考えています。


1Aは英文精読のアプローチ(太庸吉著)と東大英文要約のグラマティカ(富士哲也)をやりました。この2名の先生は情報構造型の教え方をします。要約問題で聞いていることは簡単です。情報の取捨選択能力です。これ、なぜ苦手な人や点数に繋がらない人がいるのかは凄く簡単な理由です。情報を取る側は誰でもできるのですが、「捨」てる側ができていないです。そこを現代文能力で基本的には補うらしいですが自分にはちょっとできなかったので情報構造によって中機械的に文章を読んで答案を仕上げていました。


1Bは細かな文章面における小さな配慮に気付けるか問題です。巷ではこれを短時間で解答できる人がいるようです。でも僕ら凡人にできるわけがないでしょう。ということで東大入試の[カラクリ]に目を向けるのです。東大入試問題とは日本で最も注目される問題であり、大学側の威信をかけた良問で、答えが明確に定まるものである必要があります。ということはそれだけヒントが隠れているのです。ではヒントとはなにか、主に以下のことが挙げられるでしょう。

・時制 ・三単現 ・冠詞などあげたらきりがないです。

これらを踏まえつつ解いていきます。もちろんあんな長い文章なんて読んでいたら僕は120分かかってしまうので前後しか読んでいません。大切なのは時間管理です。選択肢を見て、空欄の前後を読んで解答を選ぶ。これを7~8分でやっていました。


2A、2Bは英作文です。英作文のコツは書けることしか書かないということです。

自由英作文では書ける内容を書くことを意識していました。自分の意見など関係ありません。これはおそらく東大が官僚育成のための学校であったことから、意見を押し殺して書ける内容にするというまさに官僚育成のための問題と言えるでしょう。

和文英訳ではいかにして書ける日本語にするかです。これも自由英作文と同じ能力が問われています。書きたいことよりも、書ける内容で相手の意図を汲み取る力をつけましょう。例えば今年の和文英訳の問題は「さらに深く考えると、我々はヨーロッパのことを知るべきである。なぜなら日本はヨーロッパの真似をして成長してきたからだ。」これで十分合格ラインに組み込めるでしょう。


3はリスニングですね。リスニング...これは閲覧数の多いゆげ塾さんの合格体験記では教えません😸アフィリエイトのしょうもないブログとかでおすすめされて真似されるのが嫌なほどの名著なので。知りたい人はTwitterのDMでお待ちしています。

https://twitter.com/takuroualbiterr(ゆげ塾で、左は追加しました)

勉強方法としては簡単目な長文問題集(500字以下)をコピーし、適当に黒く塗って解いていました。そもそも共通テストリスニングが17点の僕がすべての音を聴き取れるわけがありません。ですから聞ける音の範囲で文章を推測する力をつけたらグングン力がつきました。本番満点なのでこの勉強方法にも一考の価値があるはずです。


4Aは文法ですね。dが多いんじゃないでしょうか。いかにdを早く塗れるかの練習をしてください。知識でわかるもの以外深く考えないでdを塗りましょう。僕はたまたま今年満点でした。


4Bは和訳ですね。英文解釈の参考書はどれをやっても正直同じ...ですよ??いかに汎用性のある学び方をするかのほうが大切です。例えばsoを見たとき何を考えつくのか。so-that~しか考えつかない人はまずいです。文章をみたときにトライ・アンド・エラーを繰り返すための道具学びをしてください。


5番は上記を体得したときのみ見えてくる景色です。かっこつけました。普通になにも意識してないです。今年の文章、理由もなく超平和バスターズを連想しました。あの花のTシャツのセンスがとても好きです。



・世界史。これをみたお金のある人はゆげ塾のメンバーシップに通いましょう。ぼくは受験生時代、無料公開のものしか観ていなかったわけですが冒頭の通り大学進学のきっかけとなる多角的に世界をみることが容易になります。バカな自分なりにひとつ主張をさせてください。世界史とは世界の構造をつかむ科目であり暗記ではありません。世界史を暗記科目として見る人は可哀想な人ですというのも、東大世界史に暗記はありません。どの大問でも問われているものはその国の歴史を語る際に最低限必要となる教養の問題です。


今年の東大世界史の背景の話を少しだけします。欧米と日本の違い、それは陸続きに国があるかどうかです。欧米は1つのヨーロッパという共同体が分裂して各国家ができました。陸続きにある国家が主権を維持する方法はただ一つ。君主の権力を強くすることです。アメリカ独立革命の機運の波及は欧米へと広がりますがほとんど広まりません。それは君主権が強いからです。ほらほら、あの地図の背景が見えてくるはずです。


論述は世界史B論述問題が面白いほど解ける本をやりました。なんでできたんだろう。過去問演習と気合です多分。


・地理はメルカリで研伸館の鉄壁地理を買いましょう。これ以外に共通テストに適した教材はないです。黄色い地理の本を読んだ後、この鉄壁地理を解いて完璧にしてください。東大地理は問題を一呼吸して見渡すことが大切です。いつか東大地理の解き方とかあげてみたいですが、ここでは言語化が難しいので割愛しておきます。


〇終わりに

ここまで色々語らせていただきましたが、東大文3の足切りが189点だったおかげで合格をした身です。共通テスト300点ないです。本格的な勉強(1日20時間近く)勉強したのは共通テスト終わってからです。冷やかしでもおふざけでもないです。でも本気で合格することを信じていました。こんなに長い文章を書いたところで、きっと実践してくれる人、行動に移せる人は世界でたった1人。あなただけです。がんばってください。努力とはベクトルです。正しい方向に真っすぐ行くしか方法はないです。負けないこと、逃げ出さないこと。

予備校に通う必要なんてどこにもないです。他人に人生を預けるくらいなら泥臭く合格を自分の手で掴み取ってください。

最後に使い古された言葉ですが、人より才能がないのなら人より早く起きて勉強するしかないです。陰ながら本気で頑張るあなたを応援しています。




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