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合格体験記

早稲田大学法学部 日下部洋亮

“受験が全てではない”

ゆげの早稲田塾時代に姉のほうを教えていて、わざわざゆげを探して来てくれました。 陽気さと堅実さを兼ね備える。質疑応答が良い意味で慎重で、簡潔。 是非、NHK に就職し、日本の放送業界を担って欲しい。




☆高校名

私立桐朋高校



☆合格校

早稲田大学法(進学)



☆不合格校


早稲田大学政経(数学受験)


東京大学文科Ⅲ類


一橋大学(後期中止)






☆センターの点数


・英語 188

・数学ⅠA88 数学ⅡB92

・国語 163

・世界史 95

・倫理 88

・地学 88



不覚にもセンター試験の結果を記録していなかったため、以前お知らせした結果と多少誤差があります。だいた

いのデータです。すいません。





左から

福田(明治・政経)/花木(千葉・教育)/上総(早大・国教)/日下部。

日下部はノリが良い。




☆資格・特技・部活・委員会活動など


英検2級

サッカー部

ドラム・けん玉



☆高校での成績

・高1の頃は 10 位台

・高2以降は 50 位前後

全校生徒は 300 人程度


学年が上がるにつれ、面白いように落ちていった(笑)


評定平均は 4.3





日下部と駒木(国立目指してもう 1 年)。

同じ桐朋高校。 散りゆく桜の下で、国立に行けなかった事を共に忍ぶ




☆模試の成績


データ紛失のため、記憶の中のだいたいのイメージで。いいかげんな奴ですいません。ただ、大きな誤差はあり

ません。

(秋の東大模試)


・河合…D判定

数学 18/80

国語 32/120

英語 52/120

世界史 21/60

地理 22/60


・駿台…E判定

数学 45/80

国語 38/120

英語 53/120

世界史 24/60

地理 7/60


地理の7点は確かです。言い様のないショックと共に脳裏に焼き付いていますから…






駒木を持ち上げられるか、サッカー少年。




☆敗因


敗因は2つです。

“準備不足”と“甘さ”。



僕は高3の 9/17 に引退するまで、部活を続けていました。

最後の大会が 8 月半ばから始まるため、夏休みはほとんど勉強していません。毎日練習でした。


高1・2年の頃も受験の事をあまり気にかけず、部活に明け暮れていました。学校の定期試験をこなすだけの勉

強。世界史の知識など、湯水の如く頭から抜けていきました(笑)

志望校の最終決定は高3に入ってから。塾(詳しくは後述)に通い始めたのも高3の6月から。

東大の形式・レベルの模試に初めて触れたのは秋の東大模試が初めて。



このように、全てが遅く、“準備不足”だったのです。



そして、この状況を招いてしまったのは他でもない、僕自身の“甘さ”です。



確かに引退後は死ぬ気で勉強しました。センター試験後、赤本が青くなるまで解きまくったのも事実です。嘘で

す。青くはなってません。



問題なのは、それ以前、つまり高1・2年の過ごし方です。高3の秋まで部活が続くことが分かっていたならば、

計画的に早くから受験勉強を始めるべきでした。「まだ高1だし」などと言って、のらりくらりしてた甘さが問

題です。



さらに加えれば、早稲田法の合格が決まった日、つまり 2/22(ちなみに誕生日です笑)から東大受験までの 4

日間、気を抜きました。「たった 4 日で何が出来る?(反語)」と人は言うかもしれませんが、そういう論理的

な話じゃなくて、精神論的に致命的な失敗だった気がします。「最終的には気持ちが大事」って言いますよね?

アレと同じです。



長期的な“甘さ”による“準備不足”、そして最後の最後での“甘さ”が僕の主な敗因です。



要は、甘ちゃんだったということです(笑)





上げられた!!




☆ゆげ塾と僕


僕は、高3の12月からゆげ塾に通い始めました。前々からゆげ塾の話は伺っていたのですが、


・レベルがハンパない

・授業スピードがハンパない

・先生の声の高さがハンパない



など、様々な理由があり、世界史の基礎が出来てから通おう、と決めていました。先にも記述しましたが、高3

の6月から世界史だけ塾に通い(東進ハイスクールの楽しい楽しいビデオ授業)、

一問一答などで基礎知識を叩き込んだうえで、ゆげ塾に入塾。



弓削先生との出会いは、それはそれは衝撃的なものでした。それまでの歴史に対する考え方が大きく変わったの

です。僕にとって単なる出来事の羅列でしかなかった世界史が、弓削先生の授業を通してみるみる魅力的なもの

になりました。上手く表現できませんが、大きく、丸く、全体的に、簡潔に歴史を捉えるようなイメージ?分か

りづらいですね笑。でも、とにかく、世界史が好きになりました。

そして何より、“今、僕達が生きているこの現代も歴史の流れに乗っている”という感覚を得られたことが一番嬉

しいことです。

なぜならそのような感覚は、今後の、受験勉強とは違った勉強に役立つものであり、また社会人になった後でも

必要なものであるからです。

“問題意識を持って現代を見る”という考え方。



ゆげ塾でもらった、大きな財産です。





前から 2 列目の一番右が日下部。イスラムの授業の休憩中。




☆他塾の活用法


東進の世界史はわりかし良かったと思います。基礎知識を固める点では。それくらいしかないです。参考になら なくてすいません。





クリスマスツリーの下。手前左から 2 番目のマスクが日下部。




☆最後に二言



受験に関して思った事を2つだけ。

一言目。

“センター試験後の伸びは凄い”

よく言われることですが、僕は身をもって実感しました。東大は親切にも入試の得点をお知らせしてくれるので、

掲載します。


国語 58/120

数学 48/80

英語 73/120

世界史 33/60

地理 18/60


合計得点で言うと、一番悪い模試から約+80 点!

模試が悪すぎたという事もありますが、それでもここまで伸びるとは思いませんでした。

伸びるんです。最後の最後に伸びるんです。だから、秋口の模試が悪かったと言って、志望校を下げない方が良

い。これだけは守って下さい!




二言目。


“受験が全てではない”


これもよく言われることですが、受験は通過点でしかありません。


確かに、一生懸命勉強して一流の大学や第一志望の大学に受かることは素晴らしいことだし、それを目指して頑

張るのは当然のことですが、それと同じくらい一生懸命高校生活を楽しんで下さい。学歴は一生ついて回るもの

ではありますが、最終的に物を言うのは人間力だと僕は思うのです。ちゃんと考える力があるか、その人特有の

経験を積んでいるか、大切な仲間を持っているか。そういった、いわば総合力を受験期・高校生活を通して高め

ることも大切にして欲しいです。



僕のことを認識できる人が少ないであろうと思われるなか、生意気なことを語ってしまいすいません。

ゆげ塾に通う皆さんにとって良い受験になることを願って、僕の体験記を締めくくりたいと思います!!


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