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合格体験記

上智大学法学部国際関係法学科 前川忘蔵(仮名)

1番大事なのは予習をしっかりすること。テキストだけ見ればわかることを授業中に理解するだけでは授業に行く意味がない。


仮名 前川忘蔵 明治大学付属明治高校(現役) 〇合格 上智大学法学部国際関係法学科(共テ併用) 明治大学法学部法律学科(付属校推薦) 防衛大1次 〇不合格 早稲田大学文学部 早稲田大学文化構想学部 早稲田大学国際教養学部 早稲田大学法学部 早稲田大学商学部 早稲田大学社会科学部 上智大学法学部国際関係法学科(TEAP利用)



シンガポールを練り歩く前川忘蔵 〇2023共通テスト本番 英語180 (R87 L93) 国語159 (現94古33漢32) 世界史82 〇資格・特技・部活・委員会活動など  資格 英検準1級(2021/2) TOEIC 785(2022/6) TEAP 338点(2022/11)  部活 山岳部、将棋部 両方高3夏に引退 〇高校での成績 評定平均 3年通じて4.0~4.2 校内順位 真ん中より少し上 〇模試の成績(偏差値、判定) 第一回駿台全国模試 英語57.0 国語43.6 世界史48.5 早稲田法E、慶應法E 河合早慶レベル模試 英語66.7 国語42.6 世界史41.5 小論文40.2 早稲田法D、慶應法D  共通テスト同日(2022/1 英語175/200 (R91 L84) 国語112/200 (論23小46古12漢31) 世界史53/100



シンガポールを観光する前川忘蔵 〇敗因 受験全体を通して失敗したことは、定期的な目標を明確に定めていなかったこと。自分に足りていないとこの勉強は常に考えてきたが、具体的にどのレベルまで仕上げるかが曖昧だったので、勉強の質も中途半端になってしまった。短期的な目標を記していくのは大事だと思った。以降は科目ごとに書いていく。

・国語 苦手な古文を克服できなかったことが大きい。登場人物が多い話だと、主語がわからないまま読み進めてしまい、問題の選択肢を見てさらに混乱することが多かった。これについては、復習の際になぜわからなかったのかをよく分析するべきだと思った。例えば、「敬語を見落としていた」や「動詞の意味を知らなかった」といったことをノートに書いていき、苦手な科目の中でもどこに苦手を感じているかを客観的に見れると重点的に対策しやすくなる。これを最初から始めていれば、受験勉強終盤に焦りながら古文を解くこともなかった。

・世界史 アウトプットする機会が少なかったように思った。もちろんゆげ塾では単語を声に出して覚えさせられるが、一度覚えた内容を忘れてないか確認するには、過去問を解きまくるのが1番だ。入試は学部によって傾向が違い、ゆげ塾では重点的に扱わない箇所も多く出るため、過去問を解いて、どこまで細かく覚えればいいのか知るのは必要になる。復習と見落とし防止のためにも、数をこなすことは大事だと思った。

・英語 難しい文章の読み方をもっと慣らす必要があった。一文が長いものも、主語や動詞をチェックしていけばなんとなく分かることが多い。しかし、それでも理解しづらい文も出てくる。そこを読み飛ばしてしまうと、文の流れが分からなくなってくる。そのような文こそ慣れが必要になってくる。最初は日本語訳とゆっくり比べながら、単語の使われ方を確認する。これを繰り返し行い、英文を流し読みしながらでも行えるようにすると、ストレスなく文章が読めるようになる。私は一文一文英文と訳を見比べるのが苦手で、文の構造を考える機会が少なかった。早稲田国教などは時間に対して文章量が多いため、この作業をかなりの速度でやっていかないと解き終わらない。

シンガポールを見下す前川忘蔵 〇ゆげ塾の活用法 1番大事なのは予習をしっかりすること。テキストだけ見ればわかることを授業中に理解するだけでは授業に行く意味がない。資料集,用語集などで大まかな流れを掴んだ上で、授業でしか聞けないことを中心にメモるのが重要。復習に関しては過去問を解き、忘れていると気づいた時にすればいい。1ヶ月後,3ヶ月後など期間を決めて定期的に復習するのは難しい。それができる人もいると思うが、世界史は覚える量が多いうえ、見飽きるほど予習して覚えている場所もあったため、1から何回も見直すのは私には厳しかった。なので、上にも書いた通り、過去問で間違えたとこを中心に復習するのが効率的だと感じた。 〇他塾・学校の活用法

・英語  科学的教育グループSEG 国立の対策で毎回リスニングをやらされていたが、共通テストでしか使わない人には効率は悪かった。文法の授業では英訳,日本語訳などにも力を入れていた。早稲田は選択肢問題がほとんどだが、自勉が難しいところなので十分ためになった。

・国語 大学受験国語専門塾A.S.N.ニルの学校 全ての受験生にここを勧めたいほど授業の効果を実感できた。受験問題の解き方に特化した授業で、文章の内容理解は教えず、選択肢だけで正解を絞るテクニックなどを教わった。そのため技術の汎用性が高く、どの大学、学部を受けるにしても役立つ。

・学校 付属校なので他の塾生とは少し変わってくると思う。まず、大学への内部推薦権を得たまま他大学を受験するので、最低限の成績が必要になる。特に、周りがしっかり試験勉強しているため、受験にはいらない分まで勉強してしまっていた。個人的には文理で別れる前の高2が1番忙しかった。数学はもちろん化学や生物、物理まで必修科目だったので、塾で忙しい中も試験勉強に追われていた。その中で見つけた答えが、試験範囲の問題集は授業中や休み時間でできるだけすすめることだ。先生が板書している間に数問解き、必要なとこだけノートを取っていた。これのおかげで家では暗記科目を重点的に勉強できた。もちろん受験しない人もこれをやっていて、当然私の順位は高くはなかったが、進学するのに十分な点数を取るだけの時間は作れた。受験で使う科目の授業はどれも簡単だったので、ほとんど塾の復習や試験勉強の時間に使っていた。古典の時間に配られた文章は、先生の解説をほとんど聞かず、塾で教わった通りに線を引き、自分なりに訳していた。付属校に通う人は周りに流されずに物事を決めることが大事になる。 おすすめの参考書 ・古文読解 多読トレーニング 基本はMARCHレベルの古文問題。5分ちょっとで解ける問題が多いため、暇な時に解いて知識を補完してた。古文苦手な人にはおすすめ。

・クイズで学ぼう!古典文法基礎編 ニルの学校が出してる参考書。入塾しなくても、これを読めばニル式の問題の解き方がわかるため、興味を持ったら買ってみて欲しい。応用編もある。

・SPEED攻略10日間 英文法・語法 頻出の文法がまとめられてるので、すぐに使える文法を覚えたい時や、復習したい時にピッタリ。

シンガポールでにらみをきかせる前川忘蔵

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