〇氏名
金子峻太郎(かねこしゅんたろう)(仮名)
〇高校名
都立日比谷高校
〇一浪
〇共通テスト点数
英語リーディング 97/100点
リスニング 93/100点
国語 156点(評論96/100点、古文16/50点、漢文44/50点)
数学IA 58/100点
世界史96/100点
現代社会63/100点
〇合格校
東京外国語大学国際社会学部西南ヨーロッパ学科
早稲田大学商学部
早稲田大学国際教養学部(進学)
早稲田大学教育学部複合文化学科
国際基督教大学教養学部アーツサイエンス学科
明治大学国際日本学部(共通テスト利用)
明治大学政治経済学部(共通テスト利用)
武蔵野美術大学造形学部建築学科(共通テスト利用)
〇不合格校
早稲田大学文化構想学部
早稲田大学社会科学部
慶応義塾大学総合政策学部
慶応義塾大学環境情報学部
慶應義塾大学法学部政治学科
○資格・特技・部活・委員会活動など
TOEFL ibt スコア75
部活は中高でバスケをやってました。
高2でアメリカのアリゾナ州に留学しました。留学先ではバスケ、アメフト、野球と一通りやりましたが弱小校だったのでそこそこ試合に出してもらっていました。一度、黒人の友達にストリートバスケに連れて行ってもらいましたが、そこでコテンパンにやられてバスケを本気でやる道には諦めがつきました。
委員会はめんどくさいので特に入っていません。係は楽な号令係をやってました。留学から帰ってきたら黒板係にさせられていました。
〇高校での成績
留学前の定期試験は320人中150~200位くらいでした。留学後は建築学科を目指したので理系クラスに入りました。定期テストは理系の中で英語は上位、数学は下の上くらい、理科は不動のビリでした。
評定平均は2.7でした。親も怒らず、苦笑いしてました。中学の時はほぼオール5でふんぞり返ってましたが、高校では天才たちに囲まれ、洗礼を受けました。午後の授業は、嫌いな理科だったのでサボって帰ったり、友達と空き教室に忍び込んでご飯食べたり、サッカーしたりしてました。点数がビリなのに何を考えてたのでしょうか。でもなんやかんやそんな時間が一番楽しかったです。高校生の方は大切にしてくださいね。
〇模試の成績
以下、偏差値と判定です。模試は全て河合塾です。
○第1回全統共通テスト模試
英語71.2 国語60.1 世界史43.5
文構E 国教E 慶法E
○第1回全統記述模試
英語72.8 国語54.3 世界史42.1
文構E 早大文学E 明治法D 慶應商E
見て分かる通り世界史ノー勉だったので色々と勘弁してください。
○第2回全統共通テスト模試
英語71.4 国語59.0 世界史52.3
文構E 社学E 慶商D
○第2回全統記述模試
英語68.6 国語57.0 世界史51.5
文構E 社学E 慶商D 明治法D
この辺りまでは地元の友達の家に入り浸って、遊んでました。成績悪い浪人生が朝帰りを続けると流石の親もキレます。これ以降、ゆげ塾に入ったのをきっかけに勉強しまくります。
○第3回共通テスト模試
英語68.6 国語65.2 世界史60.2
文構E 社学E 慶商E
○第3回全統記述模試
英語68.7 国語65.6 世界史56.0
文構E 社学E 慶商E 明治法C
○早大・慶大オープン
早大英語57.2
早大国語44.9
早大世界史52.8
文構D 社学D 慶商D 国教D
なんか全部良くないですね。結果を母に見せると「今回はEからD判定になってて、良かったじゃない」と言われました。お母さん、早慶オープンは最低がDでE判定は無いんだよ。
○全統プレ共通テスト
英語70.3 国語65.9 世界史67.8
文構D 社学E 慶商C 明治法C
ご覧の通り、僕はほとんどD判定かE判定でした。学部はどこでも良かったので文構、社学、慶商を固定して判定に出してました。河合塾の予言通り、文構も社学も落ちちゃうんですけど、それ以外の早稲田の学部は合格を頂けました。他の塾生の方も言っている様にやはり判定はそこまで参考にしなくて良いと思います。前向きに頑張ってください。
〇敗因
1.優柔不断すぎた
先述したように僕は現役のときは理系でした。僕は文系科目が得意でしたが、やりたいことが建築(日本の大学では理系)でした。好きなことを取るか、得意なことを取るか。なかなか悩ましいですよね。やはり理系でうまくいかず、現役の受験は失敗。これで建築への熱が少し冷めたのと、早稲田に夜間の建築専門学校があるのを知り、大学でもし建築に未練があれば、そこに行けばいいと思い、浪人を機に文転を決めました。
膨大な選択肢の中から、進路を決めることは難しいです。迷って当然だし、迷う過程も決して無駄ではないと思います。ですが受験においては、自分のまわりを見ると、志望校を明確に定め、2月までそれを貫いた人がうまくいっている印象を受けます。
余談ですが、このことは塾選びや参考書選びにも当てはまります。いろいろなサイトを見て、違う塾や新しい参考書に手を出したくなる気持ちは十分にわかりますが、遅くても夏前までには自分に合った塾を決め、2月までそこに通い続けることをおすすめします。
2.自習に頼りすぎた
僕は現役のときは塾の自習室だけ使って、全部自習で勉強してました。自習の方が習得が早いと思ったからです。中学までは授業を聞いてなくても、教科書を読めば大体わかったし、点数も取れたので天狗になっていたのでしょう。しかし、大学受験は覚えることが膨大かつ難しいです。自習ベースの現役時代はそんなに成績も伸びませんでした。
反対に浪人時代は自分に合った講師を見つけて、その人のもとで勉強をつづけました。世界史だったらゆげ先生ですね。これで一気に成績は上がったし、楽しく勉強できました。
自分に合った実力のある講師を見つけて、その人に教えてもらうことが最も効率的だと思います。もちろん自分に合った勉強スタイルでやればいいと思いますが、一意見として参考にしてみてください。
3.本番の想定不足
まず初めに、ゆげ先生もゆく仰っていますが過去問は早めに解きましょう。解けなくてもいいので、相手を知っておくと目標が立てやすいです。僕は12月くらいから早稲田を解き始めました。それでは遅すぎたし、慶應の対策はほとんどできませんでした。あとは過去問を本格的に解き始めたら過去問分析シートを活用しましょう。「過去問分析シート」で検索すれば何かしらネットに転がってるのでコピーして使いましょう。傾向が掴めるし、先に大問5を解く、など自分なりの解き方を作戦を立てながら考えていくのはとても楽しいと思います。
そしてもう1つ。本番って結構環境が悪いです。僕の共通テスト会場は新型コロナウイルス対策で窓が開けたままだったのですごく寒かったです。隣の人のペンの音とか貧乏ゆすりとかも気になる人は気になります。僕は静かな家の自室でいつも勉強してたので本番の環境に左右されました。一番いいのは模試でその状況に慣れておくことです。判定とかどうでもいいので部活の練習試合みたいな感じで本番の環境に慣れましょう。あと、自習室で周りに人がいる中で勉強したり、スタバやファミレスで勉強するとある程度免疫がつくと思います。
○ゆげ塾について
活用法
僕はゆげ塾に浪人の8月に入塾しました。みんながカリキュラムを完成させ始める時期です。カリキュラム完成予定が共通テスト1ヶ月前。リピートできるほどの時間もない。。量や復習の数で劣る分、どのように勉強すれば1番効率よく世界史を覚えられるか、どうすれば他の塾生に追いつけるか、考えて考えて、方法を模索し続けました。その中で効果のあったものを紹介します。あくまで僕の考えに過ぎないので、絶対ではありません。もし参考になるなら試してみてください。(オンライン講義、オンラインtmbを前提にしています)
①完璧を目指す
最初から精神論ですいません笑
コロナ禍のゆげ塾では、授業動画を映像で見て、各自で予習し、zoomでtmbをするといった方式が取られていました。
僕はtmbの時、その日の塾生で一番上手く、正確に答えられるように動画講義は不明点を巻き戻して見て、完璧に理解し、テキストの問題も完璧にして、臨むようにしていました。精神論ではありますが、一番得意になりたい!という貪欲さがあると、とても身に付きます。また、ゆげ塾には意欲的な生徒が多いので良い環境だと思います。
②tmbのリーダーになる
オンラインtmbは最初の1時間で生徒同士の鍛錬がありますが、各チームに1人ずつリーダーが任命されます。リーダーは理解度やコミュニケーション能力、カリ完の状況などから決められるそうです。僕はいつもリーダーになれるように意識していました。というのも、リーダーになるとチームのメンバーにたくさん問題を出さないといけません。問題を作ることはただ答えるよりも頭を使うし、よく記憶できます。また、分かってない塾生に説明することでより理解が深まります。もちろんリーダーでなくてもいいのですが、tmbでは上記のようなアウトプット方法を意識すると力がつくと思います。
③ゆげ塾アプリ世界史一問一答を使う
授業聞いて、tmbに参加すれば大体覚えてしまいます。ですが、1週間もすると半分くらい忘れます。これは人間の脳みその限界なので、しょうがないです。何度も忘れて何度も思い出すうちに記憶は定着するそうです。その作業にオススメなのがゆげ塾のアプリです。普通に安いので買いましょう。市販の一問一答の本より持ち運びやすいし、早くて効率的です。
セクションが60個(平均して150問/1セクション)あるのですが、2週間で一周するペースでやってました。直前期は1日10セクションやってました。1日1500問も解けば力も、まあまあつくはずです。
④具体化と抽象化
カッコつけた表現ですいません。でもこれが一番大事なので良かったら読んでください。
物事を覚えるときに違うものと関連づけて覚えると上手くいきます。例えば、「元々あった権力が弱まり、代わりに軍人が政権を奪ってしまう」このケースに当てはまるのは、ブリュメール18日のクーデターやトルコ革命だったりする訳です。これが具体化です。
逆に、「ナポレオンとケマルパシャの共通点ってなんだろう。あっ、両方とも権力奪った軍人じゃ〜ん」って考えるのが抽象化です。
多分ゆげ塾に入れば僕が言いたいことが分かると思います。この作業を1人でやるのはとても難しいですが、ゆげ先生の講義を聞いて、tmbに参加すれば自然とみんな出来るようになってます。世界史の共通点を探していくのはとても楽しいし、自分の知識が繋がっていく感じがして達成感もあります。これを常に意識してやると、私大の並べ替えや正誤にも大体対応できるようになります。ぜひ普段の授業や復習の時から意識してみてください。
他塾、学校の活用法
○学校
ほとんど活用してないです。数学の授業は聴いていましたが、それ以外は寝る、サボる、内職でした。僕の学校は真面目な生徒が多い分、自由だったので勝手にしろって感じでした。放課後は友達と遊んで気分転換したり、話をしてモチベをあげてました。
○いろは塾
ほんとにおすすめの塾です。慶應SFCの専門の個人塾なので英語と小論文を教えてくれます。いろは先生は僕が知っている先生の中で一番勉強が好きで、物知りだと思います。
僕は英語だけ通ってました。日曜の10時〜12時と他塾に比べて時間はかなり短めなのですが、
外大、早稲田国教、ICUに十分対応できる力がつきました。主に英文解釈に重きを置いていて、夏終わりには難単語を除けば読めない文はなくなっていました。模試の成績は文法の配点が高いので、伸びませんが、過去問の点数はすごく伸びました。僕個人の考えですが、大手の塾に週に何度も通うくらいなら、いろは先生に日曜教えてもらった方が時間もお金もお得だと思います。先生は常時Twitterやってるので興味がある方はDM送ってみてください。あ、SFC志望の方は小論文講義もぜひ体験に行ってみてください。
○河合塾
(英語)
あんまり力がついた感じはしません。お気に入りの先生を見つけたら、その人の講座に出まくればいいと思います。僕は良い先生が見つからなかったので、いろは塾に全振りしました。
(国語)
現代文の兵頭宗俊先生と古典の村山孝志先生がオススメです。漢文は小林徹行先生を取ってました。好きな人は好きだと思いますが、僕は合わなかったです。なんか嫌いだった中学の先生に似てるんですよね雰囲気が。
○おすすめの参考書
僕は色々な参考書を使わないようにしてたのでほとんどないです。僕の場合、買って満足して結局やらないので笑 学習のベースは各塾のテキストです。
(英語)
➀いろは塾で使ったテキスト、参考書
「読むための英文法」というオリジナルテキストと「基礎英文問題精講」「ポレポレ英文読解」を使って学習を進めます。詳しくはいろは塾へ。
②鉄壁
単語帳なんて何でも良いと思いますが、僕は鉄壁使ってました。なんでもいいので一冊やりきりましょう。どれ選んでもそんな変わらないです。
(国語)
①河合塾のテキスト
前述した兵頭先生と村山先生の授業で使う河合のテキストを使ってました。
(世界史)
ゆげ塾で使うテキスト、資料集、tmb、アプリ
これで十分です。ゆげ先生を信じて。
最後に
ゆげ先生、半年間大変お世話になりました。世界史初学だった僕が半年でこんなに成績が上がったのはゆげ先生のおかげです。
ゆげ塾チューターの方々、オンライン体制の中、様々な要望に応えてくださりありがとうございました。
塾生の皆さん、熱心な皆さんの姿勢に刺激を受けて、危機感と対抗心で勉強のモチベを保つことができました。ありがとうございました。浪人する方々は僕の経験が生きるのなら、力になりますので、悩んだ時はLINEください。
そして浪人させてくれた両親、どうもありがとうございました。大学はしっかりと最短の4年で卒業できるように頑張ります。
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